予期せぬ事態で、急いで現金を用意しなければならなくなる事態は、誰にでも起こり得ます。
手持ちがない時の調達手段として便利なのがクレジットカード現金化ですが、即日換金を謳っている現金化業者での手続きが、本当にその日のうちに完了するのか不安に思っているかたも多いでしょう。
結論から言えば、当日中に振り込んでもらうことは可能です。
ただし、即日換金のためには、現金化業者の対応の確認と、入金してもらう利用者側の準備が整っている必要があるため注意しなければなりません。
いざという時に間に合うように、即日振り込んでもらう条件や、事前に確認しておきたいポイントについてチェックしていきましょう。
クレジットカード現金化の際には、ショッピング枠に残高がある本人名義のクレジットカード以外に、本人確認のための書類を用意しておいてください。
いざ申し込もうと思っても、提出する書類が手元になければ余計な時間がかかってしまいます。
借り入れとは異なる手続きであることから、収入証明や就業状況などの、いわゆる返済能力を調べるための審査は行われません。
ですが、現金化に利用するクレジットカードが間違いなく申し込む本人のものなのか、業者側はトラブル防止のために把握しておく必要があります。
買取方式での現金化の場合には、古物営業法で取り引きする相手の身分証提示が義務付けられていることから、拒否することはできません。
確認書類として認められているのは、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど、写真付きの公的証明書です。
これらの裏表の写真と、他者のものを偽っていないことの証明のために、身分証を手に持って自撮りした写真を、メールなどで業者に送って確認してもらいます。
この確認作業には15分から30分ほどかかりますから、時間には余裕を持って申し込むのがおすすめです。
身分証の確認は初回申し込みのみで、2回目以降のリピート利用では省略されます。
なお、多くの業者で健康保険証などの写真がない証明書は認められておらず、写真付きのものを持っていない場合は、複数の身分証が求められる場合があるので気をつけましょう。
クレジットカード現金化業者との現金のやり取りには、銀行口座を介します。
申し込み、換金率や確定金額を確認し、指定サイトで買いものして決済後、業者が入金手続きに移ることになりますが、この時に気をつけたいのが、銀行への送金は15時までが原則であるという点です。
基本的には、その日の取り引きが15時までに完了していなければ、それ以降の取り引きは翌営業日の営業開始後に持ち越されることになります。
せっかく現金化業者が即日振り込みしても、すでに15時を過ぎていれば、実際に入金額が反映されるのが次の営業日になってしまう可能性があるのです。
一部、特定の銀行では同銀行口座間の送金のみ、15時を過ぎても送金可能なケースがありますが、現金化業者と申し込む人の指定口座がマッチするとは限らず、あまり期待はできないでしょう。
そこで役に立つのが、24時間振り込みに対応した銀行口座になります。
店舗を持たないネット銀行が代表的ですが、2018年10月からは、多くの銀行で銀行窓口が閉まる平日15時以降と、土日祝日でも振り込みができる、モアタイムシステムというサービスが導入されました。
ネット銀行、もしくはこのモアタイムシステムが利用できる銀行口座を振り込み先に指定しておくことで、業者が振り込みを完了させた時点で、24時間いつでも自分の口座への入金が確認できるようになります。
ただし、振り込まれただけではお金は利用できません。
すぐに引き出せるように、コンビニなどの、24時間利用可能なATMの場所を前もって調べておくことも大切です。
近年、クレジットカード現金化はオンライン業者での手続きが一般的になっています。
業者数が多く、換金率やサービス内容を比較して選べることはもちろん、WEBからの申し込みに対応しており、家にいながらいつでも都合のいいタイミングで手続きできる利便性のよさが魅力です。
しかし、24時間申し込みできる業者であっても、24時間営業とは限りません。
24時間営業ではない業者の場合、営業時間外に申し込むと、業者側が内容を確認するのは翌営業開始時間以降になるため、当日中の振り込みはほぼ不可能になります。
せっかく、モアタイムシステムを導入した銀行口座を使っていても、業者が振り込まなければ意味がありません。
即日対応を謳っている業者であってもこうしてケースが非常に多く、申し込みしてから2日以上入金にかかるということが珍しくないため注意しましょう。
まず、申し込んだその日のうちに確実に振り込みまで進めてもらうポイントとしては、その日の午前中のうちに手続きを済ませておくことです。
現金化業者は申し込みがあった順に折り返しの電話をかけ、口頭で説明と決済案内を行っていきます。
できるだけ早く申し込んでおけば、しばらく待たされることになっても、大抵営業時間内に連絡が来て手続きを完了できるはずです。
また、数は少ないものの、24時間営業の現金化業者もありますので、優先的に利用すればより安心でしょう。
24時間営業の業者なら、深夜や早朝であっても申し込み確認後に電話がかかってきて、決済完了次第、振り込みを済ませてもらえます。
クレジットカード現金化業者のサイト、振り込みに利用する銀行、そしてクレジットカード会社、これらのサービスでは、安全確認のために定期的にシステムメンテナンスが行われます。
一般的には、利用者の少ない深夜から早朝の時間帯に行われるものの、当然ですがメンテナンス中は利用が不可能です。
もし現金化したいと思い立っても、いずれかのサービスがメンテナンスしていれば、終了するまで手続きを進められませんので注意してください。
銀行やカード会社のメンテナンスについては、事前にメールなどで通知されますし、現金化業者のサイトもわかりやすいところで告知されることがほとんどです。
直前になって焦ることがないように、きちんと把握しておきましょう。
スピード対応を売りにしているクレジットカード現金化 優良店 口コミのサイトでは、最短5分というように、目立つところで短時間での入金が可能であることを宣伝しています。
しかし、あくまでも最短での対応であり、ほとんどの場合はこのケースに当てはまりません。
極端に言えば、過去に1回でも5分で完了した手続きがあればそう謳っても嘘にはならないということです。
いつ申し込んでも5分で振り込んでもらえると思い込まないようにしてください。
どんな業者にも言えることですが、申し込む人が多い繁忙期だと、忙しくなって対応が大幅に遅れてしまうことも少なくありません。
5分どころか、半日以上待たされるようなことも少なからずありますので、急いでいる時ほど事前確認が大切になります。
申し込む前に直接業者に問い合わせて、今のタイミングで利用すると振り込みまでにどのくらい時間がかかるのか聞いておくと確実です。
営業時間内であれば、メールや問い合わせフォームよりも、電話するのが早いでしょう。
気をつけているようでうっかりしてしまいがちなのが、現金化業者からの電話を取り損ねてしまう失敗です。
せっかく業者がスピーディに対応し、すぐに折り返しの電話をかけたとしても、申し込んだ人がその電話に出られなければ手続きを進められません。
連絡がつかなかったことが原因で、即日振り込みが間に合わなくなってしまうことも起こり得るのです。
電話確認そのものがない業者はないかと考えるかたもいるでしょうが、必要な理由の1つとして、本人確認が挙げられます。
ごく一部の現金化業者で、やり取りがメールのみのところもありますが、それでも初回契約時には本人確認のための電話連絡が必須です。
あくまで在籍確認ではなく、申し込んだ人とクレジットカードの名義人が同一であることを確かめるためのものになりますが、提出した必要書類と併せ、口頭でもやり取りすることでより確実にするためのものになります。
なりすましなどの不正利用を防止する意味でも、安全の取り引きのための対策として、電話は欠かせません。
大抵の場合、申し込みの段階で連絡が来る時間帯を指定できるようになっていますので、忘れずに受けられるように待機しておいてください。
クレジットカード現金化は、24時間いつでも申し込みでき、その日のうちに振り込んでもらえます。
しかしながら、手続きにはクレジットカード以外にも本人確認書類が必要で、内容をチェックするために時間がかかることがあります。
前もって、提出書類を揃えておくと手続きもスムーズです。
また、スピード振り込みを謳っている業者でも、申し込み完了から数分での入金はほぼ不可能ですし、現金化業者の営業時間外は手続きがストップします。
振り込み先に指定した銀行口座が24時間対応でなければ、せっかく業者が入金しても金額の反映が翌営業日以降になるので気をつけなければなりません。
時間には余裕を持って申し込むようにすること、日中が忙しければ24時間営業の現金化業者を利用し、深夜や早朝にも対応してもらうといいでしょう。
急いで現金を用意しなければならない時に、円滑に現金化するポイントを押さえておけば、必要以上に焦ることはありません。
現金化サービスの特徴や賢く利用するコツをチェックして、いつ訪れるかわからないピンチを乗り切りましょう。